2020/04/30 21:40


ご自宅にいる時間が増えた今、ゆったり落ち着いた気持ちで刺繍をするにはちょうど良い時ではないかと思い、2020年2月に3回に渡り開催されました、愛知県刈谷市市民企画講座「まなびの教室」で使用した教材を、シンプルに再編し致しました。(飾り用のパーツは今回は省略しています)
当時の様子を3回に渡りブログに記しています↓
(1回目)https://shop.chou-chinois.com/blog/2020/02/03/001413


前回はキットに封入の《針と糸》について書きました。今回は《ステッチ》について。

このキットは

・チェーンステッチ(にゃんコツの線で描かれた部分)

・サテンステッチ(瞳の部分)

・ブランケットステッチ(ブローチの縁取り)

この3つのステッチで完成までたどり着けます。


ところが、手順書には一切ステッチの方法については記載がありません。

刺繍のステッチは、どのキットにも共通する事項なので、キット毎に手順書に掲載するよりも、どこかにまとめていつでもアクセス出来るようにしておけるようにしています。


白菜堂サイトに「Embroidery stitch(刺繍ステッチ)」コーナーを設けてそちらにUPをしています。ステッチについては無料で、誰でもご覧頂けます。そちらを参照しながら刺繍を進めてくださいね。(手順書にはURLのQRコードを記載しています)


こちらのコーナーでは、ステッチの他、気まぐれではありますが「玉結び」「糸通しの使い方」など、刺繍まわりのあれやこれについてもUPしています。


私以外にも、他の作家さんがwebページで無料で解説されていたり、本屋さんに行けば教本もたくさんあります。ステッチについてはひとつのところばかりでなく、色々な方のやり方を見て、試してみて、頭と体で理解してゆくと、その先のステップ(応用)に進みやすくなるかな〜と考えています。


以下はブログの為に撮影したチェーンステッチの様子です。

刺繍をするときのフェルトの持ち方、糸の捌き方のご参考にご覧ください。

私は右利きなので、右手で針を握り、左手でフェルトを支えたり、糸をホールドしています。

↑フェルトに対して垂直に針を刺しています。


↑針を出す位置に、ステッチのループ(輪)が来るよう左指の人差し指でおさえています。


↑糸はゆっくり慌てず引くのが良いです。


シュッっと思いっきり引くと、ステッチとフェルトがキュッと絞られてしまって、仕上がりがぐにゃんぐにゃんになってしまいます。なるべくフェルトが変形しないくらいの優しさと丁寧さを心掛けると、ふんわかとした仕上がりになります。かといってゆるゆるなのも困りモノで。緊張感を持ったいい塩梅で...是非...( ˘ω˘ ) 無になれるひとときを味わってください。


次回は《秘密道具》について書きたいと思います。

前回の《針と糸》についてはこちら←