2020/04/29 19:01

ご自宅にいる時間が増えた今、ゆったり落ち着いた気持ちで刺繍をするにはちょうど良い時ではないかと思い、2020年2月に3回に渡り開催されました、愛知県刈谷市市民企画講座「まなびの教室」で使用した教材を、シンプルに再編し致しました。(飾り用のパーツは今回は省略しています)
当時の様子を3回に渡りブログに記しています↓
(1回目)https://shop.chou-chinois.com/blog/2020/02/03/001413


と、いう事で、キット化を記念しまして商品紹介ページでお伝えしきれなかった部分を、ブログで数回に分けてお伝えしたいと思います。


にゃんコツブローチキットはどちらかといえば、ビギナーさん向けの構成となっています。
「なるべく使いやすい道具と、最低限の材料で形にできるように」を目指してキット化しました。
その一躍を担うのが「糸」です。

今回はその「糸」そして「針」について書かせて頂きます。

本キットではステッチに集中しやすいように、通常の6本の糸を束ねた刺繍糸ではなく、すぐに使えてある程度の太さを持った「刺し子糸(細)」を封入しています。
私も刺繍を始めた頃は、糸一本取り出すのにて四苦八苦していました(すぐにぐしゅぐしゅに絡まるのです...これは...つらい)。せっかく刺繍するぞ〜!と意気込んでもここで手を取られてはテンションも下がるというものですよね。
しかもカード巻きだから、収納しやすいところも嬉しいポイントです。

ちなみに、キットに封入の「刺し子糸」はダルマ糸でお馴染みの横田株式会社さん製です。シンプルモダンなデザインに惚れ込んで選ばせて頂きました(佇まいが素敵ですよね)。尚、キットには、全29色ラインナップから、にゃんコツのイメージに合わせた「黒」「キャロット」が封入されています。「キャロット」は、昨年製品化した にゃんコツエット( limboussoleさんとコラボしたバルドゥリエット(がま口ポシェット))の本体と似たような赤みのあるオレンジ色をしていいます。フランスの伝統色に属しているような絶妙な色合いがお気に入りです。


次いで「針」について。

「刺し子糸」には「刺し子用の針」をつけておくべきだろうと、こちらも横田株式会社さんの「刺し子針セット(糸通し付き)」を封入しています。糸通し付きなのが有り難いですね。糸に合った針を選ぶ。これは基本です。合わない針を選ぶと「くっ...糸が通らない」「ううっ縫いづらい...」なんて事案が発生します。

本キットに封入した針のセットには4本、すべて長さの異なる針が入っています。
手順書にも記載していますが、色々試して一番しっくりくる長さのものを選んでください。私の経験則では一番短い針がオススメです。
針の穴の形状にも違いが見られますね。これは針に糸を通す本数によって使い分けると良いです。にゃんコツのステッチは1本で大丈夫ですので、どの針を選んでもOKですが、するりと糸も抜けにくくなるので針穴の小さな針を選ぶといいかな?と思っています。

針も本当に奥が深いです。種類も豊富で、なんでこんな形してるん??というものもあります。
手芸店で「こんなのもあるんだぁ」と眺めるだけでも楽しいですよ。