2025/10/19 23:17

 待ち焦がれていたパーツが揃ったと思ったら、急遽アトリエを不在にする用件が発生致しまして、11月までお預けかなぁと半ば諦めかけていましたが、何とか10月中に告知が出来てホッとしています。

 白菜堂書店OPEN第二弾でございます。
 この度発表する「薔薇の約束」は、大変貴重なリボンを使用している為、《受注制作》でのご注文受付となります。

《受注制作》
2025.10.20.(月)20:00〜



 作品については前回のブログでお伝えしていましたが、追記を含めここでも改めて。

 今回の特別な新作には「秘密の日記帳」というテーマを持たせています。決して覗いてはいけない乙女の日記帳ということで、封印リボンは解けないように結び目を縫っています。それなのに!本文は筆記に適した「トモエリバー」を採用するという贅沢。そして表紙に使用したリボンがまた美しいこと、可愛らしいこと。しかも作りもしっかりしていて、いつもお世話になっているアンティークショップさんで一目惚れして連れ帰って参りました。しかも同デザインで2色展開という奇跡。私のMP(お財布)はすっからかんになりましたが、一切の後悔はございません。それほどに素敵なリボンでございます。ここまで来たらとことん突き詰めてみようと、背表紙の留め具の部分に。クリスタルガラスをふた粒添えてみました。アンフォイル(光をより反射させるための背面加工をしていない)ストーンなので、瑞々しい輝きが薔薇の織り柄によく馴染んでいます。

 ちなみに、- old rose - と - lavender haze - で価格が異なるのは、封印リボンの違いによるものです。
- old rose -はアンティークリボン、 - lavender haze -は現行品のエンブロイダリーリボンを使用しています。

 カラーネーミングについてもひとつ。- old rose -は見た目そのままにすぐに決まりましたが、もう一方はパープル?バイオレット?うーん何だかちょっと違うなぁとなかなか決めきれずにいました。ヒントを求めて紫系の薔薇の色名などを調べた流れで偶然目に留まったのが- lavender haze -でした。- lavender haze -は「恋に落ちている幸福な時間」を意味しているとのこと。正しく今作品のテーマである「秘密の日記帳」ともリンクしていて素敵だなと思い名付けることと致しました。

 タッセルもとてもいい色が見つかりました。それぞれの表紙リボンの薔薇の色と同系色で私自身も気に入っています。とてもシンプルなフォルムのタッセルでしたので、何かちょこっと彩りが欲しいなとヴィンテージの薔薇ビーズを添えてみたところ、ほどよくエレガントにまとまり満足しています。

 アンティーク素材が醸し出す繊細で儚げな雰囲気がお好きな方に是非手に取って頂きたい作品です。
 各色お一人一冊までという以外は特に制限は設けていませんので、第一弾のレギュラーの本型チャームと併せてのご注文もお待ちしております。