2020/02/11 00:08

 いつもは作家として作品を生み出しては皆さんに披露してばかりの私ですが、2月は週一回のペースで刈谷市の「まなびの教室」で刺繍の講師を担当しています。講座のタイトルは「猫ちゃんブローチ作成で学ぶ刺繍の基本」です。白菜堂のキャラクター「にゃんコツ」をモデルに、基本の刺繍ステッチと、ビーズ&スパンコール刺繍が楽しめる内容となります。2月2日を皮切りに、週一回のペースで全3回開催します。今回は2月9日(日)2回目の様子をレポート致します。

※2回目のテキストの表紙です。にゃんコツもなんだか楽しそうです。

 会場は刈谷市総合文化センター3F 創作活動室2です。今回も総合案内のモニターにもしっかり表示されていました。ドキドキ。

9:30 講座開始

2回目は「にゃんコツを飾る」という工程の下準備です。
中央の台にずらりと並ぶ材料達。ビーズやスパンコール、グラスストーンなどなどたくさん準備しました。

刺繍の進み具合は人それぞれですので、まずは軽く説明の後に、まとめて作業に集中してもうらうことにしました。

 「さて、まずは にゃんコツ をどの様に飾るか、材料をお買い物してデザイン画を描いてみましょう」
と、前日に制作した300点分の にゃんコツ チケットを受講生の皆さんに配布してお買い物タイムへ。

比較的手に入りやすい現代もののビーズはもちろん、純金メッキの高価なビーズ、フランスヴィンテージのスパンコール、ジャパンヴィンテージのパールカバービーズなどなど、私がこれまでに集めに集めた素材達を厳選してお持ちしました。(これでも私が持っている素材の1/100ではないかと...)


「これが素敵」「これもいいわぁ」「この素材には何色が似合いますか?」ご自分の机とパーツの机を行ったり来たり、ご自身の にゃんコツ 刺繍を手に直接素材をあててみたり、 皆さんお買い物をとても楽しんで頂けて何よりです。

「どれがいいかな?」と素材を集めてデザインを考えたり、思いついたデザインに相応しい素材を探し求めたり、これも創作の醍醐味ですよね。

 10:30 もくもくと制作の続きを
 にゃんコツの輪郭線のチェーンステッチが終了した方から、下描きシートをお湯で溶かす工程へ。

ポットにアイロン、アイロン台にホーローバット、キッチンペーパーと準備は万全です。
早速お一人仕上げた方がいらっしゃったので「お風呂タイム」(...と私はこの工程を呼んでいます)

 泡がぷくぷく。シートが溶けている様子です。

 アイロンがけをして完了。小麦色の毛色にビビットなアイシャドウと伏せ気味のまつ毛が映えていて素敵。なんだかとても色っぽい にゃんコツ に仕上がりました。ちょっと手を加えるだけで劇的に印象が変わるのが不思議で面白いですよね。

 11:30 講座終了
 あっという間に時間は過ぎ、2回目はこれでおしまい。
 次回は最終回「にゃんコツをブローチにする」工程です。最終回の2/23までに皆さんどこまで進んでいるかな?

[ 次週2/23に続く... ]