2018/09/05 22:33
2018/6/30出展のクリエイターズマーケット用に制作したブローチの中でも一番好評を頂いておりました「ルビーを運ぶツバメ」に少し手を加えて制作した「宝石を運ぶツバメ」を9/7(金) 22:00より販売開始致します。
販売ページはコチラ
※販売開始までは SOLD OUT 表記となっております。
chou-chinoisは基本一品モノ(特に刺繍作品に関して)を制作しておりますが、今回は頑張って6点制作しました!
刺繍はかなり時間と労力を費やす為、前回の「Midnight Blue*」と比較して少なめの出品となっております。
「宝石を運ぶツバメ」からは、ツバメの咥える宝石の選択肢を6つご用意させて頂きました。
全てヴィンテージのスワロフスキークリスタルです。
キラキラ綺麗ですよ〜(^ω^)
もし、今回欲しい色の宝石が完売しておりましたら妥協せずぐっと堪えてください。
コンスタントに制作可能な作品なので、また作りためて再販を予定しております。
(しかしすでに宝石を留めている葉っぱのブラスパーツが残り6枚なので、また別のパーツに変わる予定です)
ここからは制作工程ダイジェストをご覧ください。
下描きです。お湯に溶ける図案転写シートにグレーの水性ペンで直接描いて、刺繍下地となるフェルトに貼り付けています。
線がブレても気にしない。気にしない(笑)
刺繍開始です。
小さなところからちまちまと。基本はロング&ショートステッチでひたすら面を埋めています。
私は基本動物を刺繍する際ははなるべく羽や毛の流れを意識して針を刺しています。
一番面積の広い「限りなく黒に近い紺色」の羽の部分は、パートに分けて6羽同時に少しずつ縫い進めました。
1羽ずつ縫っていると心折れそうなので、そうならない為の工夫のひとつです。
わーい。ツバメの刺繍が完成しました。
ここで、一旦下描きシートをお湯に浸けて溶かします。
私は「お風呂タイム」と呼んでいます。
お風呂上がりのツバメ達です。
ここで目を縫い付けます。
下描きが消える事で縫い目に隙間が現れることがあるので、縫い足しも行います。
その次は金糸の出番です。
私はよくDMC社のDiamant(ディアマント)というラメ糸シリーズを愛用しています。
しかし、ラメ糸は縫い進めてゆくと、布との摩擦で糸のよりが緩んで悲惨な事になりやすいので、蝋引きが欠かせません。
蝋は手芸店のレザークラフトコーナーで手に入りますよ。
金糸を縫ったツバメ達を輪郭に沿って切り出しました。
【改良ポイント1】
ツバメ達が並んだふかふかのお布団はキルト芯地です。
ツバメの刺繍と裏面の合皮の間に挟む事で、ツバメの縫い目が合皮にひびかないようにしています。
初回制作分はキルト芯地を挟んでいませんでした。
ツバメ達に合わせてキルト芯地と合皮を切り出し、
ブローチピン と宝石の石座を支える葉っぱのブラスパーツを縫い付けました。
【改良ポイント2】
ブローチピンを初回制作分よりメッキのしっかりした日本製に替えました。
初回制作分に使用したブローチピンが廃盤品だったので変更を余儀なくされたというのもあります( ˘ω˘ )
結果、軽量化に成功しました。
ツバメ達と裏面を仮合わせした姿です。
こっそり白菜ちゃんが覗いております(笑)
さてやっと、仕上げの工程です。
ツバメと裏面の端を金糸で縫い合わせてゆきます。
ちまちまと頑張って6羽のツバメ達が完成しました。
残るは石座の取付ですが、こちらは宝石の色指定を頂いてからの作業となります。
シンプルな作品ではございますが、完成に至るまで本当に手間暇惜しまず制作させて頂きました。
お迎えくださった方に幸福をお届け出来たらいいなぁと願っています。